シアリスジェネリックが日本でも処方開始
シアリスジェネリックが「2020年3月」から処方開始となりました。
2020年に発売予定のシアリスジェネリックは以下5種類です。
1、タダラフィル錠CI「サワイ」
2、タダラフィル錠CI「あすか」
2、タダラフィル錠CI「あすか」
3、タダラフィル錠CI「クラシエ」
4、タダラフィル錠CI「TCK」
5、タダラフィル錠CI「ファイザー」
シアリスの利用者は口を揃えて「価格が高い」と言っています。
1錠あたり「1,500円~2,000円」なため、シアリスの購入をためらう方が多い傾向にありました。
ですが今後はシアリスジェネリックが普及していくので、「シアリスと同等の効果がある薬」を安く購入できます。
恐らくシアリス以上に、シアリスジェネリックは人気が出ると思います。
扱うクリニックや病院が徐々に増えているので、シアリスジェネリックの利用を検討してみましょう。
どうしてこれまで販売不可だった?
シアリスは人気があるのに、2020年までジェネリックが販売されていませんでした。
なぜ販売されていなかったのか、それは「シアリスの特許」が切れていなかったからです。
2020年にようやく特許が切れたため、多くの製薬会社がシアリスジェネリックの製造に向けて動いています。
現状だと、以下の製薬会社が厚生労働省から「※製造販売の承認」を受けています。
※医薬品(ジェネリック等)の製造や販売をする際に必要な許可証
■シアリスジェネリック一覧
1、沢井製薬株式会社
販売名:タダラフィル錠CI「サワイ」
発売日:10mg(3月26日)、20mg(3月19日)
主成分量:10mg、20mg
2、あすか製薬株式会社
販売名:タダラフィル錠CI「あすか」
発売日:5月25日
主成分量:10mg、20mg
3、シオノケミカル株式会社
販売名:タダラフィル錠CI「クラシエ」
発売日:未定
主成分量:10mg、20mg
4、辰巳化学株式会社
販売名:タダラフィル錠CI「TCK」
発売日:4月27日
主成分量:10mg、20mg
5、リョートーファイン株式会社
販売名:タダラフィル錠CI「ファイザー」
発売日:未定
主成分量:10mg、20mg
まだ上記5社だけですが、承認を受ける製薬会社は今後増えていくはずです。
バイアグラの特許が切れた時は、「8社」ほど製造販売の承認を受けています。
承認を受ける会社(ジェネリックの種類)が増えれば増えるほど、ジェネリックの価格は安くなります。
バイアグラジェネリックは8種類以上あるので、1錠あたり400円前後で購入できるようになりました。
シアリスジェネリックも種類が増えれば「安く購入できる」ので、製薬会社には頑張ってもらいたいですね。
ジェネリックは安全?
「ジェネリックに不安を感じる方」が多い傾向にありますが、「ジェネリックは安全である」と断言できます。
なぜ断言できるのか、それは以下のように「厳しい試験」が義務付けられているからです。
・安定性試験:服用するまでに薬が劣化しないか
・品質試験:厚生労働省が定めた試験にクリアできるか
・ヒト試験:※先発医薬品と効果が同じか
・溶出試験:体内で溶け出す有効成分の量が変わらないか
※先発医薬品:今までにない薬の成分で最初に開発(承認)された医薬品
上記4つの試験をクリアしないと販売できないため、「安全性に問題はない」と言えます。
先発医薬品とジェネリックの違いは、「錠剤の形」と「価格」だけです。
基本的に以下3つさえ守られていれば、どんな形の錠剤でも問題ありません。
1、有効成分(量と種類)
2、用法と用量
3、効果や効能
上記3つが同じなので、ジェネリックは「先発医薬品と同じ効果や安全性」があります。
「錠剤の形」を変えて服用しやすくなり、「価格」は先発医薬品よりも安くなる。
私たちのような利用者にとって、ジェネリックはメリットしかありません。
今後はさらにジェネリックが普及されるため、先発医薬品を利用している方は「ジェネリックの利用」も検討してみましょう。
まとめ
現在は「サワイ」しか販売されていないため、以下のようにシアリスの価格とほぼ変わらないです。
■10mgの比較
・シアリス:約1,500円~1,700円
・サワイ:約1,400円~1,500円
→100円~200円安くなる
■20mgの比較
・シアリス:約1,800円~2,000円
・サワイ:約1,500円~1,600円
→300円~400円安くなる
ですが年内には「あすか」と「TCK」が販売されるため、上記の価格より確実に安くなります。
また「クラシエ」と「ファイザー」も販売される予定なので、半額近い価格になるかもしれません。
利用者が増えれば種類も増えやすくなるので、シアリスジェネリックを積極的に利用していきましょう。