ジェネリックは本当に安全なの?新薬との違いや安値の理由を解説

ジェネリック医薬品とは

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、「先発医薬品(新薬)と同等の効果がある」と厚生労働省から承認を得た薬のことです。
先発医薬品の特許が切れた後に、ジェネリック医薬品の製造販売が可能になります。
特許料や開発費を抑えられるので、ジェネリックは先発医薬品より安く購入できます。

どうして安値?

ジェネリックが安いのは、以下のような理由があります。

■特許料を支払う必要がない
ジェネリックは特許が切れてから製造販売が可能になります。
「特許が切れている=特許料を支払う必要がない」ので、その分ジェネリックは安値になります。

■製造コストが安くなる
ジェネリックは「すでに評価を受けている有効成分」を使用するので、臨床試験が少なくなり製造コストも安くなります。
どのくらい製造コストが安くなるのか、「開発期間」と「開発費用」を比較してみました。

【開発期間】
・ジェネリック:3年~5年
・先発医薬品:9年~17年

【開発費用】
・ジェネリック:1億円程度
・先発医薬品:300億円~1,000億円

開発期間が3分の1になり、開発費用は300分の1以下になるので、以下に安くなっているかがわかります。

ジェネリックは「特許料」と「製造コスト」の2点から、先発医薬品より安値で販売されています。

ジェネリックは安全?

ジェネリックは以下のような試験が義務付けられているので、安全性は非常に高いです。

■安定性試験
工場から出荷し患者さんが服用する時に、品質が劣化していないかを確認する

■品質試験
厚生労働省が定めた試験を行い品質の確認する

■ヒト試験
ジェネリックと先発医薬品を「同じ人」に服用してもらい、「同等の効果があるか」「安全性に変わりはないか」などを確認する

■溶出試験
ジェネリックと先発医薬品で「溶け出す有効成分の量」を比較する

ジェネリックは上記の試験をしっかりと行い、「先発医薬品と同等の効果や安全性がある」と厚生労働省が認めています。
つまりジェネリックは「安全」と言えるので、安心してジェネリックを服用してください。

ジェネリックと新薬の違い

ジェネリックと先発医薬品(新薬)の違いは2つあります。
1、錠剤の形
2、値段

上記2つの違いを簡単に解説していきます。

錠剤の形

ジェネリックは以下の3つが同じであるなら、「錠剤の形は何でもOK」です。
・有効成分の種類や量
・用量や用法
・効能や効果

ですのでジェネリックは、以下のようなニーズに応えて錠剤の形を変えています。

■例1
悩み:先発医薬品の錠剤が大きくて飲みにくい
改善:錠剤を小さくして飲みやすくする

■例2
悩み:薬が苦いから子どもが飲み込まない
改善:苦味が感じなくなるコーティングをする

先発医薬品と同等な成分に加えて、錠剤の形を変更し「飲みやすさ」などを改善しているので、ジェネリックは非常に素晴らしい薬です。

値段

ジェネリックの値段は、以下のように厚生労働省が定めています。

■ジェネリックが初めて開発された場合
→先発医薬品の7割

■すでにジェネリックが開発されている場合
→値段が一番安いジェネリックと同価格

ジェネリックが1種類しかないと、先発医薬品の7割の値段になるのであまり安くなりません。
ですがジェネリックがたくさん開発されることで、値段はどんどん下がっていきます。

ジェネリックの利用者が増えれば、ジェネリックの製造も増えるので積極的にジェネリックを利用していきましょう。

日本国内ではジェネリックを推奨

日本では医療費削減のため、厚生労働省がジェネリックの利用を推奨しています。
少子高齢化が進んでいることから、2025年には医療費が54兆円まで上がると予想されています。
医療費54兆円の内2割が薬の費用なので、薬の費用だけで約10億円かかる計算になります。

現在ジェネリックのシェアは、72.6%(令和2年3月現在)です。
つまり先発医薬品を利用している27.4%がジェネリックに変えるだけで、億単位の医療費削減につながります。

また医療費は、以下の3つでまかなわれています。
1、医療機関で支払う「自己負担」
2、地方や国の「税金」
3、健康保険などの「保険料」

現在の自己負担の金額は「3割」です。
ですが税金や保険料でまかなえなくなったら、自己負担の金額が3割を超えるかもしれません。
自己負担の金額が3割を超えないよう、先発医薬品ではなくジェネリックを利用して医療費削減を目指しましょう。

レビトラジェネリック

レビトラジェネリックは国内で製造販売されていないので、購入するには海外通販を利用するしかありません。
レビトラには以下のようなジェネリックがあります。

・バリフ
・ジェビトラ
・サビトラ
・ビタラ
・レビスマ

主にインドで製造されていますが、すべてレビトラと同等の品質で同等の効果です。

海外通販で購入するには、英語や輸入の知識が必要になります。
一人でやるのは手間がかかるので、以下のような「海外通販から代わりに購入してくれる」サイトを利用しましょう。

・ベストケンコー
・お薬なび
・あんしん通販マート
・オオサカ堂

上記のサイトはとくに難しいこともなく、「楽天」や「Yahoo!ショッピング」と同じように購入できます。
レビトラのジェネリックを利用してみたい方は、上記のサイトから購入しましょう。

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